東北新社は、2015年から取り組んできた従来の働き方改革を次なるフェーズに進めるため、2018年、当社にとって最適な新しい働き方のグランドデザインを担当する独立部門として「ワークスタイルデザイン室」を設立しました。
時間と場所に縛られることなく 社員一人ひとりがワークスタイルを自律的にデザインすることが可能なリモートワークと、リアルな対面でのコミュニケーションがより強固なチームワークや新たな気付きを生み出すオフィスワーク。それぞれの良さを融合することで最高のパフォーマンスが発揮できるよう、東北新社は時代に合ったワークスタイルを模索し、確立していきます。
東北新社は、社員一人ひとりが個々のワークスタイルを確立し、
自律自走でパフォーマンスを高め続けていくことを目指しています。
決まった時間にオフィスへ出勤し、固定席で仕事をするという従来の概念を変え、
リモートワークとオフィスワークを効率的に使い分けることを推奨するとともに
偶発的な会話や
雑談が生まれやすくなる「集いの場」として、イノベーションの
創出につながるようなオフィス改革に着手しています。
これまで一律に就業時間を定めていた事務職社員に対し、柔軟な働き方を推進するため「フレックス勤務制度」を導入しました。これにより、あらかじめ定められた1か月の労働時間に対して、各労働日の労働時間を社員が自主的に決定し、個々のペースで自分らしく働くことが可能になりました。今では社員一人ひとりがフレックス勤務制度を活用して、メリハリのある働き方を実践しています(事務職以外の社員は、元々、時間に縛られない働き方が可能です)。
計画的な有給休暇取得推進のため、また、いい仕事をするためには「リフレッシュとインプットの時間が必要」という考えに基づき、入社後6か月以上の社員が、連続5営業日以上の有給休暇等と土曜・日曜・祝日を組み合わせて連続7日間以上の長期休暇(スペシャル・ホリデー)を取得した場合、報奨金が支給される制度を導入しています。本制度は1年に2回、または連続取得することが可能です(その場合は16日以上の長期休暇になります)。
「自律的に進化する、イノベーションとクリエイティビティに満ちた集団」を目指し、社員一人ひとりのキャリアアップと、会社の持続的成長を促進していくために新たな人事制度を導入しました。
人事考課制度と給与制度を公平かつ明瞭化し、自身のキャリア設計を個々が考え、その目標に向かってチャレンジする社員を応援し、健全で効率的な勤務環境の整備を推進しています。
2016年、東北新社グループ全社員に向け、働き方に対する意識改革を目的としたニュースレター「みんなのはたカク」の定期的な発行を開始しました。
2020年からは従来の働き方改革を卒業し、「自分の働き方、生き方をデザインし、自律的に行動する」という次のフェーズへ進むため、名称を「WSD通信」(WSD:ワークスタイルデザイン)と改め、新しい時代に合ったワークスタイルや考え方を社員と共有する場としてリニューアルしました。
「『働く』をもっと自分らしく、心地よく」をテーマとし、働きがいと働きやすさを兼ね備えた職場環境の構築を目指して、意識や行動に新たなインプットを与えられるような情報を発信しています。
年齢性別に関係なく、誰もが自分らしく生き生きと働き続けられる組織を目指し、自律的な働き方に対する意識の改革や育児・介護と仕事との両立に向け、外部講師を招いて全社セミナーを実施。
将来の自分のため、家族のため、共に働く仲間のために、「心身共に健やかで社員一人ひとりが自身の能力を余すことなく発揮し続けられる働き方とは何か」を考えるきっかけにしてほしいという想いを込めて企画・実施しています。また、女性社員の育休明け復職率100%を維持するだけでなく、男性社員の育休取得促進につながる内容も盛り込んでいます。
育児等を含め、プライベートと仕事との両立やライフスタイルに応じた多様な働き方の推進を軸にこれまで展開してきた女性活躍支援策を次のフェーズに進めるため、自分らしさを発揮して、ライフを含めた自身のキャリアについて主体的にデザインし実現できるよう、2018年からキャリアデザインセミナーを毎年実施しています。
管理職に対する漠然としたイメージや不安を払拭し、管理職に求められるスキルを正しく理解・実践するための場として、女性社員が一歩前へ踏み出すきっかけを作ることを目的としています。また、部門を超えて女性同士が本音で語り合える意見交換の場としても活用されています。
働き方改革プロジェクトの一環として、全社を代表して選ばれた複数のトライアルチーム(主に制作部門や営業部門)を対象に、個別に働き方を見直し、 課題を解決するためのコンサルティング(カエル会議)を専任のワークライフバランス・コンサルタントと共に実施しました。
全8か月にわたり、毎月2回、チームごとの課題解決に向けてトライ&エラーを繰り返し実践するカエル会議もこれまでに合計23チームが参加し、 最終報告会にて発表された各チームの成果や会社としての対応が必要な課題については、社内イントラネットでの掲示等を通して全社員と情報共有を 行っています。