STAR CHANNEL MOVIES『バティモン5 望まれざる者』5月24日(金)より
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
東北新社
前作『レ・ミゼラブル』(2019)で第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、第45回セザール賞4冠最多受賞など映画賞を総なめにし、その名を世界に轟かせたフランスの新進気鋭の監督ラジ・リが“排除”と“怒り”の衝突を描いた緊迫の最新作『バティモン5 望まれざる者』を、STAR CHANNEL MOVIESとして配給、5月24日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開いたします。
パリ郊外に存在する、都市再開発を目前に控えた移民たちの居住棟エリアの一画=通称「バティモン5」。治安の悪いエリア一掃を目論む行政と反発する住人による、“排除” vs “怒り”の衝突を描いた本作。恐れと不満の積み重ねが徐々に両者間の溝を深くし、憎しみのボルテージが加速していく様が息もつかせぬ緊迫感で描かれています。この街で不都合なものとは一体何なのか、望まれざる存在とは何を指すのか――。
2024年、夏季五輪を控えて盛り上がりを見せるパリ。世界的な注目を集める大都市が人知れず抱え続ける問題を、サスペンスフルかつエモーショナルにクローズアップした衝撃作です。ぜひ劇場でご覧ください。
【STORY】
パリ郊外(=バンリュー*)。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしているが、このエリアの一画=バティモン5では再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進行している。そんな中、前任者の急逝で臨時市⻑となったピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。だがその横暴なやり方に住民たちは猛反発、やがて、これまで移民たちに寄り添いケアスタッフとして⻑年働いていたアビーたちを中心とした住民側と、市⻑を中心とした行政側が、ある事件をきっかけについに衝突!やがて激しい抗争へと発展していく――。
*フランス語で郊外を意味する banlieue(バンリュー)は「排除された者たちの地帯」という語源をもつ。19 世紀より労働者の街として発展し、戦後は住宅難を解消する目的で大量の団地が建設された。団地人気が低下する 1960 年代末より旧植民地出身の移民労働者とその家族が転入し、貧困や差別などの問題が集積する場となった。
監督・脚本:ラジ・リ(『レ・ミゼラブル』)出演:アンタ・ディアウ、アレクシス・マネンティ、アリストート・ルインドゥラ、スティーヴ・ティアンチュー、オレリア・プティ、ジャンヌ・バリバール
2023 年/フランス・ベルギー/シネマスコープ/105 分/カラー/仏語・英語・亜語/5.1ch
原題:BÂTIMENT 5/字幕翻訳:宮坂 愛/映倫区分 G
配給:STAR CHANNEL MOVIES/後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
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